2019/5/10 | 染織工芸 | 小さな畑 種まき
日増しに暖かくなり
工房のお庭では満開のツツジが賑わい
新緑の色彩が美しい季節となりました。
4月の下旬、工房の小さな畑では
恒例となっている種まきをしました。
▲昨年、収穫した藍の種。
▲こちらは小鮒草(コブナグサ)の種。細長い形をしています。
2週間ほど・・・ときは経ち
畑の表面を目を凝らしてさがすと・・・
待ちわびた、小さな小さな芽が出ていました。
▲藍の芽
▲小鮒草の芽
藍は夏の生葉染めに
小鮒草は秋に、葉と茎を染料に使います。
日々、成長する姿を楽しみに
収穫のときまで大切に育てていきたいと思います。
2019/4/11 | 染織工芸 | 春の養蚕に向けて
こんにちは。2019年も早いもので4月になりました。
冬も終わり、暖かくなってきたかなと油断をしていたら、、山形では雪が降りましたね。。
山形に春が来るのはもう少し先のようです。
工房の紅梅には雪が積もって、これもまた綺麗です。
そして先日、6月から始まる養蚕にむけて桑の剪定などをしてきました。
桑を植樹して4年、大きく育ってきています。
切る枝と残す枝と、とても頭を使う作業でした。
白鷹の地元の方に指導していただきながら、
理解するのに何年掛かるのやら、、難しい、、と思いながらも皆一生懸命頑張りました。
桑に付く虫対策もしました。
立派なおいしい桑の葉が育ちますように!
6月に蚕を気持ちよく迎えられるように皆で頑張っています!!
2019/3/ 5 | 染織工芸 | 季節と糸の関係
少しずつ寒さも和らぎ、
工房の裏庭にも鳥たちがひと休みをしにきたり
フキノトウも顔を出し
あたたかい空気を感じられる日が多くなりました。
山形の冬は長く、
春の訪れが待ち遠しいですが
足音はもう聞こえてきています。
さて、最近の工房内は
夏物の着尺と帯の制作に励んでいました。
夏でも着物を楽しんでいただけるよう
使う糸にも工夫をしながら、織っていきました。
ピンク色の糸が普段使用している糸
白色の糸が夏物で使用した糸
ピンク色の糸に比べ、白色の糸は撚りが強いため扱いも大変です。
太さの違いが伝わるでしょうか?
太陽の光も透ける生地の薄さや、軽さ、肌触り
夏の着物ならではの清涼感になっていると思います。
少し季節を先取りしてみましたが、
夏にしか出会えない着物や帯に
触れてみていただければ嬉しいです。
2019/1/ 7 | 染織工芸 | 今年も
あけましておめでとうございます。染織工芸です。
写真は、綜絖(そうこう)通し、筬(おさ)通しの作業の写真です。
今年も
沢山の方々に
見ていただけるよう
糸の一本、一本に想いをこめて織っていきます。
本年もよろしくお願いします。