着物と鉄瓶|鉄瓶に姿勢を正される

夏も近づく八十八夜・・・

「八十八夜」と聞けば、反射的にこの歌が頭に流れますが、今年は5月2日だそうです。まもなくですね。

さて、昨今の家篭もり生活のおかげで、たくさんのホットドリンクを飲むようになりました。

朝は白湯にはじまり、コーヒーや麦茶、少し眠くなったら紅茶か緑茶、夜はホットウィスキーか焼酎お湯割、寝る前にまた白湯。
ホットウィスキーは、同じくロックダウンで家飲みを謳歌しているロンドンの友人のおすすめ。ウィスキー(適量)に、はちみつと生姜のすりおろしを入れ、お湯で割ったもので、これがまた飲みやすい。

お酒の話に逸れてしまう前に、話を戻します。
とにかくこれらの飲み物には”お湯”が大事なのではと気がつきはじめたのです。
飲み物に蘊蓄を傾けられるほど繊細な舌は持っていませんが、白湯にせよ、お湯割にせよ、せっかく沢山飲むなら、少しでもおいしく飲みたいという願望は私にだってあるんです。

そんな私の願望を満たしてくれる相棒がいます。

鉄瓶

鉄瓶です。

数年前に山形にある鉄瓶メーカー「長栄堂」へ伺った際にいただいたもので、
一般的にイメージしていたズシっとした南部鉄器とは違い、なんというか女性的なフォルムを帯びた美しい鉄瓶です。そして、水切れが良くて、軽い。いや、ほどよく重い。
はじめてその鉄瓶でお湯をいただいたとき、全く別の飲み物かと思うほど美味しかったのを覚えています。

やかんで味が変わる

鉄瓶が凄さを少し調べてみると、
やはり使うやかんによって、水道水に含まれるカルキの抜け方が変わるそうです。
鉄製、ステンレス、ホーロー、ガラスの順でカルキがよく抜ける。

先ほどもいいましたが、鉄瓶でお湯を沸かしますと、ここまで違うもの!?と思うほどお湯質がガラッと変わります。お持ちの方は共感いただけると思いますが、水道水のカルキのトゲトゲしい感じがなくなり、マルく優しい口当たりに変わります。

あと、私が個人的にハッと思ったことが、
湯を注ぐときの”姿勢”も心なしか変わるように思います。

私見ですが、そこそこの重みがあるためか、肚に力が入った体勢の方が安定感がある感じがする。また、硬くて重いので、周りのものを傷つけたり、大きな音を立てないように、動きが慎重に(丁寧に)なる。

これって着物を着たときにも同じようなことがありませんかね??
着物を着たときの、気持ちだけでなく、姿勢や身のこなしなどの変化。

「シャキッとしなっ!」

鉄瓶から姿勢を正されたような気がしました。

店長私物。重厚な佇いもまた良いです。

おまけ|昔ながらの知恵

使ったお茶の葉を食べる

じつはお茶の葉には水には溶けない成分で栄養価の高いものがたくさんあります。
ベータカロテンやビタミンE、クロロフィルなどが茶がらとして捨ててしまっている栄養分。
これを料理にして食べると健康によいそうです。

お茶がらのレシピのまとめはこちら。(外部リンク:キナリノ「飲むだけではもったいない。「緑茶」を食べよう!身体が喜ぶ「緑茶」レシピ」)

さぁ、にわかに新茶が待ち遠しくなってきませんか。

新茶生葉

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