意外にも男物長襦袢は女性にもオススメです!(逆もまた然り)

女性のための男物長襦袢コーディネート

皆さんこんにちは。ご機嫌いかがでしょうか。

男物の長襦袢にはシンプルで、華やかではないけれど粋な柄が多く有ります。

「男物」とは書いてありますが、女性が着ても、かえってお洒落に見えるなんてことがあるんです。

ということで今日は、男物長襦袢を(女性着物に合わせて)コーディネートしてみました。

そもそも男物と便宜上書いてはいますが、女性が選んでいけないということではありません。
(逆に、男性は、女性物の着尺巾が男性物より狭いので難しい場合がありますが…。お店の方にご相談ください。)

次の写真をご覧ください。

左の画像は女物の長襦袢を、右には男物の長襦袢を合わせました。

どちらも素敵ですが、印象の違いがお分かりになりますでしょうか。

左は、源氏香に桜の花柄の入った可憐な長襦袢です。袖からチラッと覗かせたとき、「女性らしさ」が感じられます。まさに「正解例」という感じです。

一方で、右の男物長襦袢になりますと、グッと渋くなり、じんわりと魅力的な部分が滲み出てくる大人女性のコーディネートといいましょうか。着物とのトータルバランスも生まれていて、言い過ぎかもしれませんが、着物を着ているようで着ていないような、日常的に着慣れた人の合わせ方という感じがしますね。

モノ市松柄でモードな印象に

次は、鱗柄のかくれた無地感覚のネイビーブルー小紋に、ちいさなモノクロ市松柄の入った長襦袢を合わせてみました。

モノクロの市松は(東京オリンピックのロゴのおかげもあってか…)新しさすら感じますが、いずれにしてもネイビーブルーのシックさと相まって、全体的にモードな印象になりました。

奇遇にも着物と長襦袢の柄の大きさも同じなせいか、(着物)のウロコ柄がより浮き出て見えていると思います。

さりげなく着物を引き立たせてくれる

こちらの長襦袢も着物を引き立たせてくれています。

色だけ見ると、とても渋い着物ですが、こちらの四角の並んだ長襦袢と合わせることで、着物の織り柄がいっそう表に浮いて見えます。

もちろん無地やぼかしの長襦袢でも正解でしょうが、こうして長襦袢の柄も遊んでみることで、より着物の愉しみが増してきますね!

あえて濃淡つけてキリッと引き締める

次は、梅柄(松や桜も?)の小紋着尺を取り上げてみました。これまでの着物とは異なり、いかにも女性らしい白地の柔らかいザ・小紋です。

素直に選べば、ぼかしの入った薄色の長襦袢を選びそうなところ。それが正解でしょう。

しかし、あえて濃いグリーンの男物長襦袢を合わせてみましたら、どうでしょうか。

着物がキリッと引き締まりませんか?
かといって、長襦袢は「悪目立ち」せず、あくまで着物を引き立たせる影役という印象。
どちらかといえば渋めで地味な柄の多い男物長襦袢だからこそ出来るコーディネートだと思います。

個人的には、「着物が松と梅柄で、長襦袢が竹で、全部で完成!」という感じにも取れました。
そんな遊び心でコーディネートするのも面白いですね!

男物の定番「鳥獣戯画」を遊ぶ

男物の遊び柄として人気の「鳥獣戯画」柄。
女物長襦袢にも鳥獣戯画はありますが、男物のそれとは全体の色使いが違っていることが多いです。男物はやはり渋めの色使いです。

画像は、グレーのぼかしの入った鳥獣戯画柄の男物長襦袢。
こちらは全体にグレーのぼかしが鳥獣達を靄(もや)に隠してくれているので、ちょうど良い具合に鳥獣のいたずらが見え隠れして、楽しい一枚です。

裏地で魅せる大人女性のこだわり

最後に、白鷹お召に合わせてコーディネート。

前述の市松柄の長襦袢と同じ柄ですが、こちらは地色が少しカーキかかった色で、モノクロの市松よりも落ち着いています。

画像のみでは伝わりにくいですが、こちらは「通し裏」としてのご提案。いかがでしょうか。
つまり、通常は八掛の色柄を選ぶところを、あえて長襦袢を使用して、通し裏でお仕立てします。
八掛には市松柄はまずありませんので、個性的な長襦袢でこんな遊び方をするのも一興です。
もし結構な長さの長襦袢地が余ったら、ウソつきの付け袖に使っても良いでしょう。

男物も女物もない!自分らしい着こなしを楽しんで!

いかがでしたでしょうか。男物長襦袢をつかったコーディネートでした。

今回は男物を女性向けのコーディネートにしましたが、逆も当然アリです。
実際、筆者(男性)は、本来女物の反物を、男物に仕立てることは多々あります。
男性着物は、色柄が限られていて、3、4枚目の着物には詰まらないんです。ですので、反物巾が短いときは、和裁士さんと相談して、足りない部分を継いで調整するなどして綺麗に見えるようにしてもらいます。
(こうしたイレギュラーな相談は、手縫い仕立てならではのメリットですね!)

女性の中には、いかにも女性らしい、かわいらしい色柄のものが苦手という方もいらっしゃいます。
そういった方には、ぜひ男物を見ていただくと、お気に入りの品物が見つかりやすくなるかもしれません。

「男物」「女物」などといった商品表記は気にせず、自分らしい着こなしを楽しむこと。

お客様ひとりひとりの「自分らしい着こなし」を探すお手伝いをするのが、私たちの役目だと思っています。

閉店セール期間中は、普段は注文のない限り揃うことのない男物長襦袢もたくさん揃えております!(上記写真の長襦袢もございます。)
そのほかいっぱいお値打ち品を揃えておりますので、この機会にぜひ自分らしい品物を見つけていってください!

閉店セールについてはこちらから

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