2017/9/18 | やまがた里山養蚕染織研究所 | お蚕様の、ご先祖様。
※この記事には、お蚕さまの写真が含まれています。苦手な方は、ご注意ください。
台風が通り過ぎた白鷹では、大きな虹が掛かりました。
うっすらと霞む山々に重なって、とても神々しい一瞬の景色でした。
秋も次第に深まってきた今日この頃。
今年は残暑が少なく、気温がなかなか上がらなかったので、お蚕さまの桑を食べるペースもゆっくり。。
それでも、ゆっくりゆっくり、順調に大きくなりました。
背中の脈が、トクトクと波打つのが見えるようになりました。
糸を引きはじめるまで、あと一息です。
・・・ところで、突然ですが、お蚕さまの、先祖をご存知ですか??
この時期、桑取りをすると、桑に紛れ込んだその姿を見ることができます。
それが、こちら!
「クワゴ」という、ヤママユガの一種です。
白鷹の方では、「山御蚕(やまおこ)」と呼んでいる方も居ます。
頭部の目玉模様、背中の勾玉模様と、お蚕さまと同じような模様ですが、
真っ白なお蚕さまと違い、木の枝のような茶色をしています。
また、お蚕さまと違い、人の手を嫌がり、ちょっと目を離すと、あっと言う間に逃げてしまいます。
左が、お蚕さま(家蚕・かさん)の繭、右が、クワコ(野蚕・やさん)の繭です。
まず、色合い、糸の総量がまったく違うことが分かります!
触ってみても、お蚕さまの繭はさらさらと優しい手触り、
クワコの繭は、少し硬く、カリカリとしています。
お蚕さまの歴史は、紀元前数千年も前の中国から始まったと言われています。
何千年もの時を重ねて、人の手の中で、優しく美しい糸をたくさん造るよう、
姿を変えてきたお蚕さま。
じっと繭を見比べると、なんだか、壮大な時間と歴史が、目の前にあるように感じます。
お蚕さまの歴史に思いを馳せながら、
今年最後の繭ができるまで、もうひと頑張りです!
2017/9/ 7 | 東根店 | おひろめの会
9月27日(水)から30(土)の4日間
京都の老舗呉服問屋を初お披露目致します。
今回、伊勢神宮献納白生地企画として
京唐織100色の色無地を発表します。
色無地~彩百花(いろどりひゃっか)~
京唐織で織り上げた生地、2種類の柄、
蓮の葉染で下染めをし、染め上げる
こだわりの色無地です。
色無地は卒業式・入学式・結婚式・披露宴・お茶席・七五三など
帯次第でさまざまなシーンでおしゃれが楽しめます。
美しいキモノなどに掲載される
メーカー貴久樹さんのプロデュースする
天花(てんか)も発表致します。
その他蔵出し逸品コーナーもあります。お楽しみに!
ご来店心からお待ちしております。
【お問い合わせ先】
とみひろ東根店
〒999-3711 山形県東根市中央2-19-22
TEL 0237-43-6722
2017/9/ 6 | 染織工芸 | 晩夏の色たち
9月になり、徐々にすごしやすい気候になってきました。
染織工芸の小さな畑では、春に種をまいた藍やコブナグサが、
夏の日差しを浴びてぐんぐんと育っていきました。
蓼藍。良い色に染まりそうな青々とした葉が繁っています。
コブナグサも元気いっぱいです。
濃度や糸の種類、媒染の違いなどで様々な色が染まりました。
(手前が藍の生葉染め、奥が媒染の違うコブナグサで染めた糸です。)
涼しくなってきて、ちらほらと藍の花が咲き始めました。
花が咲くと良い色に染まらないので、急いで染めなければ...と急かされる日々です。
ところで、先日オープンした「青山とみひろ」皆様ご存知でしょうか?
染織工芸で織った着物も並んでいますので、どうぞご覧ください。
そして現在工房では10月に開催される貝紫展に向けて誠意製作中です。
そちらもどうぞご期待ください。
2017/9/ 1 | やまがた里山養蚕染織研究所 | しらたかの秋の気配と、晩秋蚕
※この記事では、お蚕様の写真を載せています。苦手な方はご注意ください。
山形・白鷹町では、
今週に入り、残暑も身を潜め、
秋の気配のする涼しい風が吹いています。
養蚕所からは、日に日に黄金色に染まっていく稲田が見えます。
町内のそこかしこでは、稲穂が重そうに揺れています。
まだ、少し、蝉の声の聞こえる桑畑ですが、
赤とんぼがそこかしこを飛び回るようになりました!
いよいよ、秋の気配です。
秋の始まりと共に、約25,000頭のお蚕さまをお迎えしました。
今回は、一昨年に自分たちの手で植えた、桑苗木の葉を収穫できます!
一から造った畑の桑の葉を、お蚕様が食べているのを見ると、
ひと味違う嬉しさがあります。
夏の日差しをたっぷりと浴びた桑の葉に、
夏の名残を感じながら、
晩秋蚕のはじまりです!