2012/11/ 1 | やまがた里山養蚕染織研究所 | 絣ずらしをしました
2012/9/24 | やまがた里山養蚕染織研究所 | 秋の機織り真っ最中。
いよいよ山形も暑い夏が過ぎ、秋の空になってまいりました。
染織工芸は毎日機織りの音が響いています。
こちらは、
玉ねぎ皮(ベージュ)と渋木<やまもも>茜がけ(茶色)の反物です。秋らしく、草木の優しさが染み出すような色合いです。
次は、笹(黄色)と栗毬(茶色)とログウッド(グレー)の3色でランダムなストライプでコーディネート。
紫は、ログウッドとコチニール(紫)です。草木染の紫は非常に深い色合いですね。
出来上がりが楽しみです。
それまでせっせせっせとトントン織ります。
2012/8/24 | やまがた里山養蚕染織研究所 | 笹染め part2
山形は暑いです!
盆地なので、蒸し暑くて東京の方にも驚かれる事もあるんですよ。
そんな暑い中、笹染めしてます。
今日は西蔵王で取ってきた笹の葉を使って染めます。
熊、出没するところまで行ってきました。。。恐い~
ただでさえ暑いのに、この下にコンロがありますので
湯気も立つし、かなりの暑さです。
今日は淡い黄色の糸にしたい!という狙いでがんばっています!
が、本当に淡~いです。上品な色になりそうです。
染め上がったら、絞って
水洗いします。
糸を伸ばして、この伸ばし方もコツがあるんです。
干します!
ほんのり黄色の優しい色の糸が出来上がりました。
どんな着物になるのか、楽しみです。
2012/8/24 | やまがた里山養蚕染織研究所 | 新しい着物ができました!
まだまだ暑い日が続いておりますが、
染織工芸は、いつものように機の音と蝉の鳴き声が鳴り響いております。
そんな中、新しい着物が出来上がりました。
袖と裾だけに模様を入れて、紬の中でもおしゃれ度が高いデザインです。
縦糸にはログウッドの鈴媒染の糸を。
ログウッドはメキシコなど中南米原産の豆科の喬木です。
芯材を染料として用います。赤紫色から媒染剤により、灰黒色まで発色します。
日本には明治の以降に入り、檳榔子に変って黒染に用いられる様になりました。
横糸にはコチニールのアルミ媒染糸を使用しています。
コチニールは、サボテンについている貝殻虫の一種
アルミ媒染でピンク系、錫媒染で鮮やかに、銅媒染で藤紫系、鉄媒染でグレー系の藍紫色を染める。
リキュールのカンパリの色もコチニールの色なんですよ。
美しいキモノにも載るかもしれませんね。